春のプランクトンサミット in 関東 参加記
TL;DR
- 外部設計書のデータ設計とデータ構造設計終了
- AtCoder200/300/400/500点問題AC!
- プラサミは様々なジャンルを持つ
オタクプランクトンが集う場所 - 精進する人もいれば話をする人もいる
- 全体的にモチベが高い
- 都合が合えば必ず行くべき
はじめに
この記事は春のプランクトンサミット in 関東の参加記になります。
この記事の目的は,時系列に沿ってプラサミを振り返り充実していた一日を懐古することです。
もくじ
プラサミとは?
プランクトンサミット(以下プラサミと略します)とは,主催者のヴァネロピさんによると次のように書かれています。
プランクトンサミットを簡単に説明すると、「取り組んでいる少し周りとは違ったこと」や「取り組みに対する異常なまでの執着心や集中力」によりあまり普段「普通の人たち」と溶け込めないオタクみんなで集まって、「精進とか大変だよねー」「一人でやってると寂しいよねー」「自分のやってること、誰かに知ってもらいたいな…」みたいなのを共有する場です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪プラッ
実際にプラサミに参加してみると,受験勢・数学勢・低レイヤ勢・競プロ勢などなど複数のジャンルの人間が参加していました。そして,各自が思い思いの作業をしていました。
詳しくはconnpassのイベントページを参照してください。
きっかけ
きっかけはTwitterで流れてきた次の2連ツイートでした。
僕が「何がプラサミか」と聞かれ、絶対に失いたくない雰囲気があるとしたらそれです。「取り組みの度合いが極めておかしいオタクたちの本気」をシェアしたい会です。「分野がなんでもいい」というのは「あなたがその分野に本気で取り組んでいるならなんでもいいからその熱量を見せつけてみろ」です。
— 夜の帝王ヴァネロピ (@Vane11ope) March 19, 2019
このツイートを見るまでヴァネロピさんをよく分からない方だと認識していたのですが,このような発言を見てこの人は面白そうだなと思い申し込みました。
当日のムーブ
会場入りまでの時間
がっちょさん・kodaiさん・35さん・すとまとさんと同じ店で,イベント前にラーメンを食べました(写真は撮り忘れました)。
その後,会場に向かうまでにkodaiさんからForthという言語についてお聞きしました。この言語はスタック指向というパラダイムの言語で,C言語等でも使用されるスタックに関数アドレスや変数情報等を積むような操作を明示的に書く言語だそうです。言語の構成は,要素をスペースで分割しif-else文に関してはアセンブリをメタプラグラミングチックで書くそうです。そして,非常に速い実行速度を誇る言語だそうです。また,kodaiさんは現在FORTH言語の入門書を作成しているそうです。
会場に着くと赤い服を着たヴァネロピさんを発見し「この人がヴァネロピさんか!」と思うなどしました。
Cybozuさんの会場に入るために入館証を発行しました。
会場入りの時間
Cybozuさんの会場に入ると,複数のブースや机椅子がありハンモックやバーなどもありました。
私は会場で誰もいなかった部屋「TANEGESHIMA」で作業をすることにしました(画像を撮り忘れました)。壁がガラス張りで綺麗な景色が見える開放感ある部屋でした。
#プラサミ
— Tasker (@task4233) May 12, 2019
Cybozuさんの部屋, 景色が良い。 pic.twitter.com/eRIsKegRwm
作業をしている内に競プロ勢が来て,まさに競プロ部屋のようになりました。
競プロの時間
各自作業をしていました。そんな中,16:20~17:20の1時間でVirtual Contestが開催され,多くの方が参加していました。
私にとっては初のオンサイト(?)だったので,他のContestantと同じ環境で競プロが出来て楽しかったです。
Plankton Summit 3 Tanegashima Contest
その後,いらしていたChokudaiさんとお会いし,サイン入りのステッカーをいただきました。ずっとAtCoderのステッカーを欲しいと思っていたので,非常に嬉しかったです!早速Macに貼りました。
また,作業をしていたTANEGASHIMAにChokudaiさんがいらっしゃり,dpについての考え方をお聞きしました。リアル解説放送のようで少し興奮しました。
数学の時間
どういう流れかリーマン積分とルベーグ積分の話になりました。するとboscoさんとkakiraさんによる数学の講義が始まりました。勉強会という感じが色濃く出ており,ついつい聴き入ってしまいました。
リーマン積分をざっくり言うと,求めたいx座標の区間を縦で短冊状に区切り,極小領域で捉えると長方形のように考えることが出来るため,それの総和を計算する事で求めたい区間を積分で求められると言うものでした。要するに,求めたい積分の値を縦に区切ってたくさんの縦長短冊を作り,総和を求めるということです。
それに対して,ルベーグ積分は求めたい区間に対して横長短冊を作り,総和を求めるという積分を行います。そのため,座標の区間を与えるとそれに対応するx座標の区間を返す逆関数,区間を与えると区間の大きさを返してくれるという関数のようなものを定義します。そうする事で,求めたいを逆関数に与える事で対応するxの区間の大きさが求められ,それにの値を乗じる事でリーマン積分と同様に極小区間で考えると長方形のように考える事ができるため,それの総和を計算する事で求めたい区間を積分で求められるというものらしいです。
お二方ともわかりやすく説明してくださったので,話された範囲に関しては理解できました。
撤収の時間
お片づけをしながら,競プロの話をするなどしました。 気がつくと時間は20時を回っており,Cybozuからの夜景が綺麗でした。
感想と反省
プランクトンが集うという謎のイベントでしたが,想像以上に良いイベントでした。
その理由としては,全ての参加者が武器となるスキルを保持していたのが大きかったです。どの方と話をしても,全ての方が必ず何かのことに熱中している(or いた)んですよね。私は努力をしている人間が大好きなので,何かに熱中できる人間が沢山いる環境は素晴らしいと考えていて,個人的に今まで参加してきたイベントの中で最もレベルの高い参加者だったのではないかなと考えています。
また,今回のサミットでは話している人が精進している人の邪魔になっているのではないか?と思われることが何度かありました。私も話しているうちに誰かにご迷惑をかけていたかもしれないです(申し訳ない)。そのため,精進に集中したい人用に完全消音部屋を用意しても良いのではないかなと感じました。
まとめ
今回のサミットでは,数学と競プロをメインに話せた印象でした。今までに参加したことのあるイベントだと交流会の時に口で会話する程度でしたが,今回はホワイトボードがあったため話している内容が具現化されてお互いの意思疎通がうまくいったという印象が強かったです。
次に参加する際はCTFについてもお話したいなと考えています。
最後になりますが,本日のイベントをセッティングしてくださったヴァネロピさん,会場設営等に携わった関係者の方々,イベントに参加したプランクトン各位,本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!