2022年の振り返りと2023年の目標を述べてみる
はじめに
こんにちは。task4233です。
この記事をあなたが読んでいるということは、2022年を無事に脱出できたということですね 👏
昨年同様に2022年の振り返りと2023年の目標を述べていきます。
過去の振り返り記事たち
- 2021年の振り返りと2022年の目標を述べてみる - task4233のめも
- 2020年の振り返りと2021年の目標を述べてみる - task4233のめも
- 2019年の振り返りと2020年の目標を述べてみる - task4233のめも
もくじ
2022年、何をしていましたか?
みなさんは2022年、どんなことをしていましたか?
急に言われるとあまり出てきませんよね。私もそんな感じだったのでカレンダーを見返してみると、以下のようなことをしていました。
▶︎ やったことリスト
- chromiumにコントリビュート
- リクルートさんのインターンでBFFレイヤを約2倍高速化
- Mercariさんのインターンでコミットされないデバッグ用のロガーの開発
- KLabさんのインターンでTCP/IPプロトコルスタックの自前実装
- SECCON Beginners CTF 2022で作問
- ISUCON12にチーム参加
- セキュリティ・キャンプ 全国大会にチューターとして従事
- SECCON Beginners 札幌/福岡で講師として発表
- CODE BLUE CTF for Connected Cars にチーム「doctor_run」で参加して2位
- 技育展 AI部門でチーム「高度セキュリティ人材」で参加して最優秀賞を受賞
- SecHack Returnsに参加してTsukuCTF22の作問と運営
- taskctf22の開催
- 第2回 PWハッカー選手権の決勝参加
2022年は2021年よりもチームや団体で取り組んだものが多く、かなり周りのメンバーに助けられた1年でした。2023年は就職するので、職場でも技術力に自信のあるメンバーと共にエンジニアリングに勤しめたら良いなと思っています。
内面と向き合った就活
就職といえば、2022年は内定先の選択という大きな決断をした年でもありました。詳しくは 就活が終わりました に書いた通りで、自分の内面と向き合う機会になったのが本当に良かったと思っています。
もう少し掘り下げると、私はどうも負荷をかけられると楽しいと感じるようなんですよね。人間をロボットのように扱うような理不尽な負荷は願い下げですけど*1。
そう感じるに至った理由を考えてみると、今まで成長したと感じた時、大抵が自分のキャパシティを少し超える程度の負荷をかけられた時だったから、という解釈が一番しっくりきています。いわゆるラーニングゾーン*2にいる時です。このラーニングゾーンに自分を置き、困難を克服した経験を繰り返した結果、パブロフの犬が如く負荷をかけられた状態にいるだけで楽しいと感じるようになってしまった、というのが私の解釈です。
犬並みにチョロくて笑えますね。
一方で、もちろん失敗した時も数えきれないほどあります。やると計画してやらなかったことも無限にあります*3。それでも、少しの間でも物事に本気で取り組んだならば、そこから得られるものは何かあると思っていますし、失敗しても死ぬ訳ではないので、私はこのやり方で良いんじゃないかなと思っています。
そんな訳で、就職という観点で言えば2022年は大きな決断をした年でした。
それと、これは余談なのですが、『約束のネバーランド』という作品で「決断」にまつわる好きなセリフがあるので引用しておきます。
▶︎ネタバレになったら申し訳ないので、読みたい方は開いて読んでください。
正しい判断を下すこと 下そうとすることは大切だ でも決してそれだけが全てじゃない
判断が正しいか間違っているかなんて その時には誰にも判らない
だから大切なのは判断の後 下した判断を正解にする努力
たとえ下した判断で悪い結果を招いても そこから何ができるか 如何に足掻くかこそが大切なんだ
判断だけで決まるのなら人生は賭け事になっちまう
名言が過ぎますね。とても好きです。
それはさておき、2022年は就活が終わった後にもセキュリティ関連の活動が多かったので、これらの活動についても振り返ってみます。
セキュリティ関連
セキュリティ関連の活動が多めでした。
具体的には、SECCON Beginners CTF / Live / 札幌 / 福岡、セキュリティ・キャンプ全国大会 チューター、CTF for Connected Cars in CODE BLUE、SecHack Returns(TsukuCTF)、taskctfです。
私はCTFがそこまで強い訳ではないのですが、縁あってか今年はCTF関連の活動が多かったです。
特に印象に残っているSECCON Beginners、TsukuCTF、taskctfについて書きます。
SECCON Beginners
CTFの作問や地方開催の講師を担当しました。やりたいと手を挙げたのが功を奏したのだと思います。
講師をしてました pic.twitter.com/4uC6F1iiKb
— task4233 (@task4233) 2022年10月10日
私はCTFerとして強い訳ではないですが、エンジニアリングの部分なら自信があるので、少しは異なる視点を与えられた気もします。そのおかげで新たな繋がりもできましたし、手を挙げるのは大事なのだなと痛感しました。
TsukuCTF
作問と運営を担当しました。私の作問ミスがあったのは残念でしたが、ホストモーテムとしてミスの内容と修正案を提示できたのは良かったと思っています。
また、SecHack勢で集えたのも良かったです。コミュニティのありがたさを感じました。徹夜しながらの運営対応もレアな経験で、夜までワイワイできて楽しかったです。来年も開催できたら良いなと思っています。
taskctf
多忙の中、今年は早めに告知できたのが良かったと思います。
taskctfのコンテストページを公開しました!https://t.co/SNp6cbxUwy
— task4233 (@task4233) 2022年11月17日
taskctfは初心者〜中級者向けの趣味CTFです
今年は12/3(土) 0:00 JST 〜23:59 JSTの開催になります#taskctf https://t.co/T3X39bHnSb
一部のユーザにはcrt.shで告知前にleakしていたようですが。
一方、本番中に障害が発生したのは残念でしたが、対応できたのは良かったと思います。
それにしても、景品もないのに毎年参加してくださる方がおり、非常に嬉しい限りです。
来年も参加できたら良いなと思っています。
このようにセキュリティ関連の活動を自由にできたのも、昨年の振り返りに書いた通り、研究の優先度を下げたからなのかなと思っています。詳しくは昨年の振り返りに書いたので割愛しますが、最後に研究に関して振り返りをしようと思います。
研究関連
なんとか修了したい
修了したいです。
あとは学外発表1回と廃材の詰め合わせ修論だけなので、それだけ済ませれば修了できるかなと思います。
修士に進学したのは良い選択でした。学部の時は今よりも技術力や視座で劣っていましたし、人間関係も狭かったです。修士に進学することで学費2年分を失いましたが、長い人生から見ると大きくプラスの採算になったと思います。
とはいえ、衣食住も学費も親にサポートしてもらったので、本当に親には頭が上がらないです。直接これを伝えれば良いのですが、それはなんだか照れ臭いので、1人暮らしする前にまとめて伝えようかなと思います。
研究に専念できたか
多分いいえです。外部発表をしてこなかったので結果だけ見ると実質ニートです。これは、昨年の振り返りに書いた通り、研究に対する意欲よりもインターンシップ等に対する意欲の方が高かったためです。
私の所属する研究室は基本的に放任主義なので、その時間を使って自由なことが出来たのは本当に良かったです。
片や周りの修士2年生は外部発表をしたりジャーナルを通したりしており、心から凄いなと思います。D進する方もちらほら観測しており、素直に尊敬です。陰ながら応援しています。
3年間の研究を通して成長したこと
他人へ物事を伝える力が成長したと思います。より具体的には、他人と話すときに前提条件を抑えることを意識するようになったと思います。
これは教授が過去に話した話を全くと言っていいほど覚えていなかったためです。他の研究室もそうなんですかね?
教授は他の学生も見ている都合上仕方のないことだと思いますが、そのおかげか過去に話したサマリを話の頭に置くようになったと思います。
一方で、文章を書く力はあまり成長しなかったと思います。論文を全く書いていなかったので、当たり前といえば当たり前ですね。この書く力は社会人になってからブログを書く時間が増えると思うので、そこで少しずつ向上させていきたいなと思います。
2023年の目標
ここまで振り返りを書いてきたので、2023年の目標(やってみたいこと)を書いて終わろうと思います。やってみたいことは、エンジニアリングと私生活でそれぞれあります。
エンジニアリング
趣味の開発でやられアプリのOSSを開発しようと考えています。これはインターン先で脆弱性スキャナの開発をしていた際に、脆弱性スキャナのPoCとしてやられアプリが欲しいなと思ったためでした。
想定しているのはBadStoreやOWASP Juice Shopのようなものですが、車輪の再発明だとしてもやられアプリを作ることで脆弱性についても学べますし、開発力もつくので良いかなと思っています。
また、本業の開発では、少し無理してでもエンジニアリングに時間をかけたいと思っています。これは、現エンジニアの人から「やる気はいつまでも続くわけではない」という話をよく聞くからです。私もそう思っているので、ひとまずは初年度のワクワク感のデバフがかかった状態で、進捗を出したいなと思っています。
私生活
気分転換用にエンジニアリングと関係ない趣味を始めたいなと思っています。2022年はお散歩と英語学習、ピアノを趣味程度にやっていたので、新しい趣味を初めてみたいです。
目的は私が楽しむことなので、上手くなることを目指してはいませんが、何かオススメの趣味とかあれば教えて欲しいです。いや、アイデア募集中です。
それと、月1くらいの頻度で良いので2〜4人くらいでご飯に行きたいです。就職してからも時々話せると良いなと思っています。
おわりに
以上が2022年の振り返りと2023年の目標でした。
2022年も色々なことができました。冒頭にも書いた通り、特に複数人で何かする機会が多かったのが印象的でした。
2023年がどんな年になるのか想像もつきませんが、楽しんでいけたらなと思います。
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
2023年もよろしくお願いします!