ヤフーのインターンシップで広告配信システムの機能追加フローを一通り経験してきた
はじめに
こんにちは。 8/30(月)~9/10(金)で、Yahoo! JAPAN(以下ヤフー)のインターンシップに参加してきました。
そこで、ディスプレイ広告に用いられるコンテンツキーワードターゲティングに用いられるロジックの機能追加フローを一通り経験してきました。
コンテンツキーワードターゲティングとは
一言で言うと、広告をより適したページに提供する仕組みです。
コンテンツキーワードターゲティングは、広告が表示される掲載面を指定するターゲティングの一つです。広告を配信したい(または配信除外したい)ウェブページやアプリのコンテンツをキーワードで指定して、掲載面を調整します。
この技術はGoogle Adsでも利用されており、Keyword contextual targetingと題して運用されています。
経験したこと
今回は、中身のとあるコンポーネントに利用されるロジックについて、一通りのフローを経験してきました。
一連のフローとは、
- 設計
- 実装
- リリース
- A/Bテスト
- 結果に対する考察
- 改善案の提示
のことです。
設計と実装はどこのインターンシップでも経験できると思いますが、リリースとA/Bテスト、結果考察まで経験できたのが特に貴重でした。
また、A/Bテスト中やレビュー待機中に他のコンポーネントの実装や修正も経験でき、圧倒的進捗をうみだすことができました。
学べたこと
ブレのない開発のために、
- 実装の目的を意識すること
- テストのスコープを意識すること
が重要であることを経験を通して学びました。
今回は2週間のインターンシップでしたが、A/Bテストの実施とその考察までできたのは、手戻りがほぼなかったからだと考えています。
実際に、設計のための議論や実装のレビュー時に、「これの目的って〜だから、その設計は目的とズレてない?」や「そのテストって何のためにやるの?」といった指摘をいただけたことが何度もありました。
これらは言語化されていませんでしたが、私の所属した部署の方々は既に理解されていたようで、流石レベルが高いと思いました。
インターンシップを通して
基本的に手が止まっていた時間がなく、余った時間で常に何かをしていたので、2週間という期間ながら本当に満足度の高いインターンシップでした。
そして、学べたこと、経験できたことも幅広かったです。
また、定期的に1on1やランチ会を実施してくださったおかげで、最初の1週間でかなりメンバーと仲良くなれました。その時に使った資料も、反響が大きかったので良かったなと思っています。
おわりに
全体としての感想は、一言で言うと「レベルの高い環境だった」です。広告配信系が生み出す利益が多いのからかもしれませんが、KPIを強く意識していたと思いました。そのために、どのような施策をすれば良いのか、エンジニアが考えて実行していたので、レベルの高い環境だと感じました。
ヤフーは配属ガチャがあるので、今回の環境が別でも満たせるかは分かりませんが、少なくとも今回の環境は非常に良い環境だったと考えています。
最後になりますが、今回のインターンシップについて尽力してくださったメンターの方々、関わってくださった方々、ありがとうございました!